「小説問題になると何となく答えてしまう」
「登場人物の気持ちがよく分からない」
このような悩みを持つ小学生は少なくありません。
小説の問題は感覚で解くものだと思われがちですが、実際にはしっかりとした解き方があります。
この記事では、中学受験や学校のテストで使える小説問題の解き方を分かりやすく解説します。
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小説問題で問われるのは何か

まず知っておきたいのは、小説問題では何が問われるのかということです。
説明文では筆者の主張や文章の構造が問われますが、小説では主に次の2つが問われます。
- 登場人物の気持ち
- 気持ちが変化した理由
つまり、小説を読むときは「この人は今どんな気持ちなのだろう」「なぜそう感じたのだろう」と考えながら読むことが大切です。
小説問題を解く前に問題文を読む

多くの子どもは本文を最初から最後まで読んでから問題を解きます。
もちろんそれでも構いませんが、問題文を先に読む方法もおすすめです。
何を問われているか確認する
問題文を読むことで、
- 誰の気持ちを聞かれているのか
- どの場面が重要なのか
を把握できます。
傍線部周辺を重点的に読む
中学受験では、
「傍線部のときの気持ちとして最も適切なものを選びなさい」
という問題がよく出題されます。
そのため、傍線部の前後を特に丁寧に読むようにしましょう。
登場人物に丸を付けながら読む

小説が苦手な子は、誰が何をしたのか分からなくなることがあります。
そのため、登場人物の名前には丸を付けながら読みましょう。
誰が誰に対して行動したのか整理する
例えば、
- 太郎
- 花子
- 母
などの登場人物が出てきたら丸を付けます。
誰の発言なのかが分かりやすくなります。
人物関係を把握する
中学受験の文章は長いため、
- 友達
- 兄弟
- 親子
- 先生と生徒
などの関係も整理しておくと理解しやすくなります。
時間と場所に注意して読む

小説では時間や場所が変わることで場面が切り替わります。
場面転換を見つける
例えば、
- 次の日
- 放課後
- 数日後
- 家に帰ると
などの表現は場面転換のサインです。
テストでもよく出題される
中学受験では、
「場面が変わる部分を抜き出しなさい」
という問題が出題されることがあります。
時間や場所には線を引きながら読むとよいでしょう。
会話・行動・表情から気持ちを読み取る

小説問題で最も重要なのがここです。
会話は気持ちのヒントになる
例えば、
「ありがとう」
という言葉でも、
- 本当に感謝している
- 気まずくて言っている
など状況によって意味が変わります。
前後の内容も合わせて確認しましょう。
行動や表情にも注目する
人物の気持ちは会話だけでなく、
- うつむいた
- 顔を赤くした
- 走り出した
- 黙り込んだ
といった行動や表情にも表れます。
問題を解くときは、会話だけでなく行動や表情にも注目しましょう。
また、小説問題が苦手な子は、こうした表現の意味を知らないことがあります。
「肩を落とす」「胸をなで下ろす」などの慣用句や表現を覚えることも大切です。
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情景描写から気持ちを考える
小説では景色や天気が登場人物の気持ちを表していることがあります。
天気や景色は心情を表すことがある
例えば、
- 冷たい雨
- 暗い空
- 枯れた木々
などは悲しさや不安を表すことがあります。
反対に、
- 青空
- 春の風
- 明るい日差し
などは前向きな気持ちを表すことがあります。
情景と心情を結び付けて読む
情景描写が出てきたら、
「この景色は登場人物のどんな気持ちを表しているのだろう」
と考える習慣を付けましょう。
気持ちが変化した場面を探す
小説では感情の変化が重要です。
「しかし」「ところが」に注目する
例えば、
- しかし
- ところが
- すると
- そのとき
などの言葉の後では気持ちが変化することがあります。
変化した理由を考える
気持ちが変わったら、
「なぜ変わったのか」
まで考えましょう。
ここがそのまま問題になることも少なくありません。
「なぜ?」を考えながら読む
小説が得意な子は、常に「なぜ?」を考えています。
出来事だけを追わない
例えば、
「太郎は走った」
と書かれていたら、
「なぜ走ったのだろう」
と考えます。
原因と結果を整理する
国語の読解は、
原因 → 結果
の関係を整理することが大切です。
理由を考えながら読む習慣を付けると、読解力は大きく向上します。
選択問題で正解を選ぶコツ
小説問題では選択肢問題も多く出題されます。
本文に書いてあることを根拠にする
正解は必ず本文の中にあります。
自分の経験や想像で答えてはいけません。
強すぎる表現に注意する
例えば、
- 絶対に
- 必ず
- 完全に
などの強い表現は誤答になりやすいです。
選択肢は本文と照らし合わせながら判断しましょう。
なお、この「本文を根拠に答える」という考え方は、小説だけでなく説明文にも共通しています。
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語彙力と読書習慣も大切

小説問題が苦手な子は語彙力不足の場合があります。
漢字・ことわざ・慣用句を学ぶ
例えば、
- 肩を落とす
- 胸をなで下ろす
- 顔をしかめる
などの表現を知らないと気持ちを読み取れません。
日頃から漢字やことわざ、慣用句を学習しましょう。
読書で文章への抵抗感をなくす
読書だけで国語の成績が上がるわけではありません。
しかし、
- 語彙が増える
- 文章に慣れる
- 登場人物の気持ちを考える習慣が付く
という大きなメリットがあります。
無理のない範囲で読書習慣を作りましょう。
読書と国語力の関係については、以下の記事で詳しく解説しています。
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国語力をさらに伸ばしたい方へ
小説問題の解き方を学んだら、次は読解力全体を伸ばしていきましょう。
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まとめ
小説問題では次のポイントを意識しましょう。
- 登場人物に丸を付ける
- 時間や場所に注意する
- 会話・行動・表情を見る
- 情景描写を見る
- 気持ちの変化を探す
- 「なぜ?」を考えながら読む
- 本文を根拠に答える
- 語彙力を増やす
小説問題は感覚ではなく、根拠を探しながら読むことで得点できるようになります。
まずは本文中の手がかりに線を引きながら読む練習から始めてみましょう。
