「算数を勉強しているのに成績が上がらない」
「塾に通っているのにテストの点数が伸びない」
このような悩みを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
私は家庭教師として生徒を指導してきましたが、算数が伸びない子には共通点があります。
逆に言えば、その原因を改善できれば成績が上がる可能性は十分あります。
今回は、算数が伸びない子によく見られる4つの原因と改善方法を紹介します。
算数が伸びない子チェックリスト
まずはお子さんの様子を確認してみてください。
- 計算ミスが多い
- 図や表を書かない
- 問題文を最後まで読まない
- 解説を読んで満足してしまう
- 間違えた問題を解き直さない
- 同じ問題を何度も解くことを嫌がる
- テストの見直しをしない
3つ以上当てはまる場合は、算数の勉強法を見直したほうがよいかもしれません。
算数が伸びない原因① 計算力が不足している
計算できなければ問題は解けない
算数の文章題や図形問題も、最終的には計算が必要です。
計算ができなければ答えにたどり着くことはできません。また、計算ミスが多い子は「途中までは正しく考えられているのに最後で失点する」という状態になりがちです。
これでは努力が結果につながりません。
難しい計算よりも正確な計算を優先する
計算力を伸ばしたいからといって、難しい計算問題ばかり解く必要はありません。
大切なのは、
- 今のレベルで解ける問題
- 正確に解ける問題
を繰り返すことです。
基礎計算を素早く正確にできるようになると、文章題や図形問題にも余裕が生まれます。
毎日15分の計算練習を続ける
おすすめは毎日15分の計算練習です。時間は長くなくても構いません。大切なのは継続です。
そして必ず答え合わせを行いましょう。間違えた問題を放置すると、同じミスを繰り返してしまいます。
算数が伸びない原因② 作図をしない
線分図・面積図・表は思考を整理する道具
算数が得意な子ほど図を書きます。
例えば、
- 線分図
- 面積図
- 表
- 簡単なメモ
などです。
図を書くことで問題文の内容を整理できます。
頭の中だけで考えるよりも、状況がはっきり見えるようになります。
頭の中だけで解こうとすると成績が安定しない
算数が苦手な子によくあるのが「多分こうかな」で式を立ててしまうことです。
たまたま正解することもありますが、毎回正解することはできません。
例えば割合の問題であれば、面積図や線分図を書くだけで関係が見えてきます。
作図をしないまま解こうとすると、感覚に頼ることになります。これでは成績は安定しません。
この式は正しいと確信してから計算する
計算は最後の作業です。
大切なのは「この式で絶対に合っている」と確信してから計算することです。
図を書けば、
- 何を求めるのか
- 何が分かっているのか
- どの式を使うのか
が整理されます。
まず図を描く習慣を身につけましょう。
算数が伸びない原因③ 問題文を理解できていない
問題文が理解できないと図も描けない
作図ができない原因の一つは、問題文の理解不足です。
問題文を読んでも状況がイメージできなければ、
- 線分図
- 面積図
- 表
を書くことができません。
結果として、何となく式を立てるしかなくなります。
読解力はすぐには伸びない
読解力は1週間や1か月で大きく伸びるものではありません。半年以上かけて少しずつ育てていく必要があります。
だからといって「読解力がないから算数は後回し」にするわけにはいきません。
文章問題のパターンに慣れることも重要
実は算数の文章問題にはある程度パターンがあります。
例えば、
- つるかめ算
- 植木算
- 旅人算
- 食塩水
などです。
同じような問題を繰り返し解くことで「この問題は見たことがある」という状態になります。
読解力を鍛えながら、問題パターンにも慣れていきましょう。
算数が伸びない原因④ 復習をしない
理解しただけでは成績は上がらない
私はこれが最も多い原因だと思っています。
授業中に説明すると「あ~、そうか。なるほど」と言います。そして、そこで終わってしまいます。
けれども、理解したことと、自力で解けることは別です。
解説を読んで終わりは危険
解説を読むと分かった気になります。しかし翌週になると忘れています。
これは普通のことです。人間は一度学習しただけでは覚えられません。
自力で解けるまで繰り返す
成績を上げたいなら、
- その日のうちに復習
- 数日後に復習
- 1~2週間後に復習
を行いましょう。
目安としては3回以上です。
自力で解ける状態になって初めて身についたと言えます。
算数が伸びないときに最初に改善すべきこと
では、何から始めればよいのでしょうか。
おすすめの順番は次の通りです。
まずは計算練習
計算力はすべての土台です。
毎日15分続けましょう。
次に作図
問題を見たら図を書く習慣をつけます。
線分図や表を書くだけでも正答率は上がります。
最後に復習の習慣化
理解して終わりではなく、自力で解けるまで繰り返します。
この習慣が身につくと成績は大きく変わります。
算数が伸びる子の共通点
最後に、算数が伸びる子の特徴を紹介します。
計算を毎日続ける
短時間でも継続しています。
図や表を書く
頭の中だけで考えません。
解法を説明できる
なぜその式になるのか説明できます。
解き直しをする
間違えた問題を放置しません。
この4つができる子は、少しずつでも確実に成績が伸びていきます。
まとめ
算数が伸びない原因として特に多いのは次の4つです。
- 計算力不足
- 作図不足
- 問題文理解不足
- 復習不足
特に重要なのは作図と復習です。
図を書くことで問題を整理でき、復習することで知識が定着します。
算数は才能だけで決まる科目ではありません。
正しい勉強法を続ければ、多くの子は今より成績を伸ばすことができます。
まずは今日から、「計算15分」「図を書く」「解き直し」の3つを実践してみてください。
