【中学受験】算数の文章題で「式が立てられない」原因と解決法

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「うちの子、文章題になると急に手が止まる…」

中学受験をしていると、この悩みは非常によくあります。

計算問題はできる。図形もそこそこできる。しかし、文章題になると、

  • 式が立てられない
  • 何をしたらいいかわからない
  • 問題文を読んで止まる
  • 解説を読んでも理解できない

という状態になってしまうのです。

ですが、安心してください。

文章題が苦手な子の多くは、「才能がない」のではありません。

単純に、

  • 整理の仕方を知らない
  • 用語を理解していない
  • 読み慣れていない
  • 復習量が不足している

だけのケースが非常に多いです。

この記事では、中学受験指導の現場でよくある「式が立てられない原因」と、その具体的な解決法を解説します。


  1. なぜ中学受験の文章題で式が立てられないのか?
    1. 「考える」のではなく「悩んでいる」だけになっている
    2. 式を覚えても文章題は解けない
    3. 問題文を読むこと自体に疲れている
  2. 式を立てるために最初にやるべきこと
    1. 線分図・面積図・表を書いて整理する
      1. 線分図が向いている問題
      2. 面積図が向いている問題
      3. 表が向いている問題
    2. 簡単な問題以外はいきなり式を立てない
    3. 図を書く習慣がない子は伸び悩みやすい
  3. 公式・用語を覚えていないと式は立てられない
    1. 速さの問題は「み・は・じ」だけでは解けない
    2. 割合・濃度・売買損益は“日本語”を覚える
    3. 用語がわからないと図も描けない
  4. 文章題ができる子は「復習量」が違う
    1. 初見で解けないのは普通
    2. 復習すると“着眼点”が見えるようになる
    3. おすすめの復習方法
  5. 実は「国語力不足」で解けないケースも多い
    1. 何を問われているかわかっていない
    2. 小説より説明文を優先したほうがいい
    3. 国語力が上がると算数の文章題も伸びる
  6. 「なんでできないの?」と言ってしまう
  7. 文章題が苦手なら塾・家庭教師を利用するのも有効
    1. 文章題は“解き方”より“整理の仕方”が重要
    2. 個別指導が向いている子の特徴
    3. 家庭教師なら「どこで止まっているか」を見つけやすい
  8. まとめ|文章題で式が立てられないのは“才能不足”ではない

なぜ中学受験の文章題で式が立てられないのか?

「考える」のではなく「悩んでいる」だけになっている

文章題が苦手な子の多くは、問題を見たあとに「頭の中だけ」で何とかしようとします。

しかし、中学受験の文章題は情報量が多いため、頭の中だけで整理するのはかなり難しいです。

特に、

  • 割合
  • 速さ
  • 濃度
  • 売買損益
  • つるかめ算
  • 和差算

などは、条件が複雑になります。

このときに必要なのは、「頭の中で考え続けること」ではありません。

まずは、

  • 線分図
  • 面積図

などを書いて、情報を整理することです。

何も書かずに悩み続けても、整理されません。

それは「考えている」のではなく、「意味なく悩んでいる状態」になっていることが多いのです。


式を覚えても文章題は解けない

「つるかめ算の公式を覚えたのに解けません」

これは非常によくあります。

なぜなら、文章題は「公式暗記ゲーム」ではないからです。

大切なのは、

  1. 条件整理
  2. 図で関係を把握
  3. 必要な情報を抜き出す
  4. 式にする

という流れです。

つまり、式は最後に出てくるものです。

いきなり式を書こうとすると失敗します。


問題文を読むこと自体に疲れている

文章題が苦手な子の中には、「算数が苦手」というより、「文章を読むこと自体が苦手」なケースがあります。

  • 長い文章を見ると嫌になる
  • 途中で読み飛ばす
  • 条件を忘れる
  • 何を聞かれているかわからない

という状態です。

この場合、単純に算数だけの問題ではありません。

読解力や、文章を読む体力そのものが不足している可能性があります。


式を立てるために最初にやるべきこと

線分図・面積図・表を書いて整理する

文章題が苦手なら、まずやるべきことは「作図」です。

線分図が向いている問題

  • 和差算
  • 売買損益
  • 年齢算
  • 仕事算・ニュートン算

面積図が向いている問題

  • つるかめ算

表が向いている問題

  • つるかめ算
  • いもづる算

簡単な問題以外はいきなり式を立てない

上位校に合格する子でも、図は普通に描いています。

「図を書く=レベルが低い」ではありません。

むしろ、難しい問題ほど整理が必要です。

図を書くことで、

  • 条件整理
  • ミス防止
  • 着眼点発見

がしやすくなります。


図を書く習慣がない子は伸び悩みやすい

文章題が苦手な子のノートを見ると、

  • 式しか書いていない
  • 図がない
  • メモがない
  • 条件整理がない

ことがよくあります。

これでは、問題の構造を理解しにくいです。

中学受験の算数は、「情報整理の科目」でもあります。


公式・用語を覚えていないと式は立てられない

速さの問題は「み・は・じ」だけでは解けない

速さの問題では、

  • 秒速
  • 分速
  • 時速
  • 道のり
  • 出会い
  • 追いつき

などの意味を理解している必要があります。

「み・は・じ」を覚えただけでは対応できません。


割合・濃度・売買損益は“日本語”を覚える

たとえば売買損益なら、

  • 原価
  • 定価
  • 売値
  • 利益
  • 利益率

などの意味を理解している必要があります。

濃度なら、

  • 食塩の重さ
  • 食塩水の重さ
  • 濃さ

の意味を区別できなければいけません。

つまり、文章題は「日本語の理解」がかなり重要なのです。


用語がわからないと図も描けない

「食塩水とは何か」
「割合とは何か」

これがわからないと、図そのものが描けません。

式以前の問題です。

文章題が苦手な場合は、基礎用語の理解不足を疑いましょう。


文章題ができる子は「復習量」が違う

初見で解けないのは普通

難関校を目指している子でも、最初から文章題をスラスラ解けるわけではありません。

むしろ、最初はみんな苦戦します。

ですから、

「うちの子にはセンスがない」

と考える必要はありません。


復習すると“着眼点”が見えるようになる

文章題は、復習によって強くなる分野です。

復習すると、

  • 「ここを見るのか」
  • 「この条件が大事なのか」
  • 「こう整理するのか」

という着眼点が身につきます。

すると、似た問題に対応できるようになります。


おすすめの復習方法

おすすめは以下です。

  • 翌日に解き直す
  • 図だけ書く練習をする
  • 解説をノートに写す
  • 問題文を音読する

特に、「解説を読んで終わり」にしないことが大切です。


実は「国語力不足」で解けないケースも多い

何を問われているかわかっていない

文章題では、

  • 合計を求めるのか
  • 差を求めるのか
  • 人数を求めるのか

など、「何を聞かれているか」を理解する必要があります。

しかし、国語が苦手な子は、ここで混乱します。


小説より説明文を優先したほうがいい

読解力不足が原因の場合、小説よりも説明文を優先したほうがよいケースがあります。

説明文では、

  • 接続詞
  • 因果関係
  • 条件整理

を追う練習ができるからです。

これは算数の文章題とも相性が良いです。


国語力が上がると算数の文章題も伸びる

実際、

  • 読み飛ばしが減る
  • 条件整理が上手くなる
  • 問われていることが見える

ようになります。

算数だけをやっていても伸びない場合、国語力を鍛えると改善することがあります。


親がやってはいけないNG行動

「なんでできないの?」と言ってしまう

子ども自身も困っています。

しかし、「整理の仕方」がわからないため、止まっているのです。

責めるより、

  • 図を書こう
  • 条件を整理しよう

と声をかけるほうが効果的です。


文章題が苦手なら塾・家庭教師を利用するのも有効

文章題は“解き方”より“整理の仕方”が重要

文章題が苦手な子は、「式」ではなく、

  • 図の描き方
  • 条件整理
  • 着眼点

を教わる必要があります。


個別指導が向いている子の特徴

以下に当てはまるなら、個別指導や家庭教師が向いています。

  • 質問できない
  • 読み飛ばしが多い
  • 図を書く習慣がない
  • 解説を読んでも理解できない
  • 何がわからないかわからない

家庭教師なら「どこで止まっているか」を見つけやすい

実際には、

  • 国語力不足
  • 用語理解不足
  • 復習不足
  • 作図不足

など、原因は子どもによって違います。

家庭教師や個別指導なら、「どこで止まっているか」を細かく分析しやすいです。

もし親子だけで改善が難しい場合は、塾や家庭教師を利用するのも有効な選択肢です。


まとめ|文章題で式が立てられないのは“才能不足”ではない

文章題で式が立てられない子の多くは、

  • 図を書いていない
  • 用語を理解していない
  • 復習不足
  • 読解力不足

などが原因です。

逆に言えば、

  • 線分図・面積図・表を書く
  • 用語を覚える
  • 復習する
  • 国語力を鍛える

ことで改善できる可能性は十分あります。

「式が立てられない」のではありません。

「整理方法を知らない」だけのケースは非常に多いのです。

まずは、頭の中だけで考えるのをやめ、手を動かして整理する習慣をつけていきましょう。

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