3つの液性
水溶液には酸性・アルカリ性・中性の3種類の液性がある。
「液性って何?」と思うかもしれないが、水溶液は3種類に分類できるとだけ覚えておけばいい。
酸性
覚えるポイントは「酸」という字が入ること。
塩酸、酢酸水溶液には「鼻をさすにおい」がある。
アルカリ性
覚えるポイントは「水酸化」という言葉があること。
アンモニア水には「鼻をさすにおい」がある。
中性
アルコール水溶液には「特有のにおい」がある。
指示薬
指示薬とは、水溶液の液性を調べるための薬品のことだ。
まずリトマス紙・BTB液・フェノールフタレインを覚える。
他には紫キャベツ液もあるが、上記3つを完璧に覚えてからでいい。
リトマス紙
リトマス紙は、青と赤の2種類ある。
BTB液
BTB液は、もともと緑色。
酸性の水溶液と反応して黄色になる。
アルカリ性の水溶液と反応して青色になる。
中性の水溶液とは反応しないから緑色のまま。
フェノールフタレイン
フェノールフタレインは無色。
アルカリ性の水溶液とだけ反応して赤くなる。
電解質
電解質とは、水に溶けると電気を通す物質のこと。水に溶けていない状態なら電気を通さない。
「水に溶けると酸性・アルカリ性になる」物質はすべて電解質。
中性の物質は、電解質でないものが多い。例外として、食塩は電解質だ。