割合
割合は文字や記号を使うとわかりやすい
まずは割合の式を確認する。
割合=比べられる量÷もとにする量
比べられる量とかもとにする量とか言われても、たぶんよくわからないと思う。別に理解しようとしなくていい。学習を進めているうちに次第にわかってくる。
とりあえず、問題文を読んだときに、どの部分が比べられる量なのか、もとにする量なのかを判別できればいい。ポイントは、その部分を文字や記号に置き換えることだ。例題でためしてみよう。
【例題】
リンゴが5個、ミカンが2個ある。リンゴの数をもとにしたときの、ミカンの数の割合を求めよ。
- 「~をもとにしたとき」と「~の割合」という言葉に注目する。
- 今回の場合、リンゴの数=もとにする量で、ミカンの数=比べられる量となる。
- このとき、「リンゴの数」と「ミカンの数」を□や〇で囲む。または、下線を引いてA、Bなどと文字に置き換える。
リンゴの数をB、ミカンの数をAとすると、答えは次のようになる。
割合=ミカンの数÷リンゴの数
=A÷B
=2÷5
=2/5
分数にするともっとわかりやすい
「割合の式」の基本的な考え方にしたがって「÷」を使ったが、はじめから分数に置き換えてもいい。いちいち「比べられる量」とか「もとにする量」などと考えなくていい。
「□をもとにしたときの〇の割合」と来たら、「□/〇」と書いてしまえばいい。
分子=比べられる量=A
分母=もとにする量=B
割合の式は「みはじ」と同じ
速さの公式を「みはじ」で覚えると思う。単位による意味でも覚えたほうがいいのだが、ここでは割愛する。
速さ=道のり÷時間
=道のり/時間
時間=道のり÷速さ
=道のり/速さ
道のり=速さ×時間
割合も同じように考えるといい。
割合=A÷B
=A/B
A(比べられる量)=B÷割合
=B/割合
B(もとにする量)=A×割合